朝晩の空気が冷たくなってきた11月。
赤く染まった木々の葉がまるでじゅうたんのように広がる、色彩豊かな季節となりました。
芸術の秋、読書の秋、食欲の秋……季節を楽しむ方法はさまざま。
いろんなレクリエーションで、利用者さんに深まってきた秋を感じてもらいましょう!
目次
足元の紅葉を芸術に! みんなで作る「落ち葉アート」
芸術の秋。
外にたくさん落ちている木々の葉を使って、季節感たっぷりの「落ち葉アート」を利用者さんと一緒に作ってみるのはいかがでしょうか?
- 落ち葉
- 白の画用紙
- 黒のマジックペン
- 両面テープ
作り方は簡単。画用紙にマジックで下絵を書き、その輪郭線を埋めるように落ち葉を両面テープで貼っていくだけです!
下絵の形に合う落ち葉を探すのも、必要に応じて落ち葉にはさみを入れるのもいいですね。
また、大きな模造紙を使って巨大な落ち葉アートを作るのもおすすめです。
利用者さん同士で力を合わせてひとつの作品を作ることで仲間意識が芽生えたり、他者とのコミュニケーションにも繋がります。
落ち葉集めに時間がかかってしまうのがネックですが、室内でも気軽に季節を感じられる工作レクですので、ぜひやってみてくださいね。
精神統一! 利用者さんにメリットしかない「習字レク」
11月3日は「文化の日」。
元は明治天皇の誕生日を記念して制定された祝日ですが、1946(昭和21)年に平和と文化を重んじる日本国憲法が交付されたことにより、「文化の日」として定着しました。
この日にちなんだレクリエーションとして「習字」に取り組んでみるのはいかがでしょうか?
- 墨汁
- 半紙
- 新聞紙
座って文字を書くだけ、と侮るなかれ。
注意力や集中力を高めたり、字体の良し悪しを自分で判断するモニタリング能力を向上させたり、猫背になりがちな利用者さんの姿勢を正したりと、書道をレクリエーションとして行うメリットはたくさんあるのです。
上手い・下手ではなく、のびのび書いてもらうことを意識して、好きな言葉を書いて楽しんでもらいましょう!
今が収穫時期! さつまいもを使ったおいしい「スイートポテトづくり」
秋も深まり、石焼き芋を売る声が食欲をそそるようになってきました。
利用者さんと一緒に、さつまいもを使ったお菓子作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ここでは簡単にできる「スイートポテト」のレシピを紹介します。
- さつまいも(中1個/200g)
- バターかマーガリン(10g)
- 砂糖(20g)
- 牛乳(20g~)
- 塩(少量)
- 卵黄(1/3個)
①さつまいもを温める
さつまいもを輪切りにして皮をむき、3分ほど水にさらします。
そのあと耐熱皿に移してラップをかけ、電子レンジで柔らかくなるまで加熱します。
ほぐれたさつまいもはマッシャーなどで細かく潰します。
②スイートポテトの形に整える
潰したさつまいもが冷めないうちに、バター(もしくはマーガリン)と砂糖、塩を加え、さらによく潰します。
牛乳は、さつまいもの形をスイートポテトの形に成形できるくらいのなめらかさになるまで、ゆっくり少しずつ加えていきます。
スイートポテトの素ができたら、形を整えてアルミカップに載せ、表面に卵黄を塗ります。
③トースターで焼く
焦げないように様子を見ながら、1000Wのオーブンで5~10分加熱します。
焼き色がついたら完成です!
レシピ投稿サイトでは、このほかにもさまざまなやり方でスイートポテトを作る方法が掲載されています。
ぜひ利用者さんと一緒に、楽しんでお菓子作りに挑戦してくださいね!
11月に歌いたい! おすすめのカラオケ曲
レクリエーションの定番「カラオケ」。
その時期にぴったりの曲をみんなで歌って楽しみましょう♪
それでは、11月のカラオケレクにオススメしたい曲を紹介します!
北風小僧の寒太郎
冷たい木枯らしがピューっと吹く11月におすすめな1曲。
元はNHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」で発表された子供向けの演歌でしたが、のちに「みんなのうた」でコメディアンの堺正章が歌ったことで著名になりました。
以降、歌手を変えたリメイク版なども出ましたが、堺正章バージョンのものがもっとも多く再放送されているようです。
ちなみに「寒太郎」というのは、寒の入り(小寒)を擬人化した言葉。
曲ができる前から一部地域で使われていました。
まっかな秋
1963年にNHK「みんなのうた」で放送された童謡。
木々の葉が赤く染まる秋の情景をゆったりとしたリズムで歌い上げます。
紅葉狩りしているイメージを思い浮かべながら、あるいは庭に落ちる紅葉を眺めながら、声を揃えて歌いましょう。
明日があるさ
11月23日は「勤労感謝の日」。
この日にちなんで、サラリーマンの応援ソングとも呼べる「明日があるさ」を歌ってみるのはいかがでしょう。
「明日があるさ」は1963年に発売された坂本九のシングル。
2000年代に缶コーヒーのCMソングとして起用されると、その情緒的なサラリーマン賛歌が多くの人の胸を打ち、社会現象にもなりました。
バリバリ働いていた現役時代を思い出しながら、利用者さんに歌ってもらってみてはいかがでしょう。
こぎつね
山で暮らすこぎつねを主人公にした童謡です。
「草の身潰してお化粧したり」「紅葉のかんざし」といった歌詞が、秋の山の豊かさを表現しています。
季節を満喫する可愛いきつねをイメージしながら、微笑ましい気持ちで歌いましょう!
レクのアイディアを得られるサイト・雑誌の紹介
介護レクリエーションのアイディアや素材を閲覧・ダウンロードできるサイトや、レク情報満載の雑誌を紹介します。
介護レク広場
レクリエーションで使える素材・アイディアを探せるサイト「介護レク広場」。
素材をダウンロードするには、会員登録(無料)が必要です。
公益財団法人日本レクリエーション協会
子ども向けと高齢者向けのレクリエーションのアイディアが掲載されているサイト「公益財団法人日本レクリエーション協会」。
「頭を使うもの」「体を動かすもの」など、カテゴリ別にまとめられており、目的ごとに探せます。
介護レク村MARKET
レクリエーションの企画・素材を共有するサービスを提供するサイト「介護レク村MARKET」。
会員登録をする必要があります。
レクリエーションの企画やリハビリのノウハウなどを売買(一部無料あり)でき、レクの企画を登録・販売するとポイントが付与されます。ポイントは換金可能。
介護レク広場.book
WEBサイト『介護レク広場』と同じ運営会社であるBCC株式会社が発行する雑誌
『介護レク広場.book』。
レクリエ
世界文化社より出版されている、高齢者介護をサポートするレクリエーション情報誌
『レクリエ』。
介護レク関連の記事の紹介
介護施設のレクに関する人気記事を紹介!