受験生のみなさん、お元気でしょうか?
この「介護福祉士への道」も今年最後の更新! 年末年始はしっかりと休みを取りつつ、スマホで手軽に復習できるこの記事をぜひ活用してみて下さい。
それでは、「一問一答で合格力アップ!介護福祉士試験合格への道〜翔泳社コラボ企画〜」第11弾をお届けします!
今回は、試験範囲の第3領域「こころとからだのしくみ」の「障害の理解」から予想問題や過去問題を紹介します。問題だけではなく、解答と解説つき(※)なのでしっかりと学べます!
週2回のペースで更新していきますので、スキマ時間を使って勉強してくださいね♪
●「介護福祉士試験合格への道」のまとめはこちらから!
※紹介する問題・解説は、すべて翔泳社刊『介護福祉士 完全合格書き込み式ワークノート』の内容に基づいています。
目次
まずは以下の○×問題をやってみよう!
解答と解説をチェック!
さぁ、ここからは問題の解答と解説をチェック!解答が合っていても油断せず関連の情報やポイントを再度確認しておきましょう。
Q1の答えと解説
Q1.「障害児を規定している法律は障害者基本法である。」【予想】
障害児を規定している法律は、児童福祉法である。
さらにここをチェック!
障害者基本法と児童福祉法の規定を比較してみましょう。
第2条 1 障害者 身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であつて、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう。(一部抜粋)
第4条 2 障害児とは、身体に障害のある児童又は知的障害のある児童をいう。(一部抜粋)
Q2の答えと解説
Q2.「構音障害は肢体不自由に含まれる障害である。」【予想】
構音障害は身体障害に含まれる。
さらにここをチェック!
◆構音障害と失語症
構音障害 | 口唇、舌、口蓋、咽頭などの発声に関わる器官が障害されたもの。例えば、咽頭がんで咽頭を摘出した場合や筋ジストロフィーや筋萎縮性側索硬化症(ALS)などで筋力が低下した場合にもみられる。これらの器官に司令を与える能力の障害には含まれない。 |
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失語症 | 脳の言語中枢の損傷により、「話す」「書く」「聞く」「読む」機能が障害されたもの。言語中枢は左大脳半球に存在するため、右片麻痺では失語症を伴うことがある。 |
Q3の答えと解説
Q3.「自閉症スペクトラム障害のある人への対応として、こだわり行動に対しては、介入しない。」【過去問題:第28回】
本人の不利益になるこだわり行動に対しては介入すべきである。
さらにここをチェック!
発達障害として、自閉症スペクトラム障害、限局性学習障害(SLD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)などがある。
Q4の答えと解説
Q4.「障害者総合支援法に定められた協議会では、構成員に障害者等及びその他の家族が含まれることが明記されている。」【予想】
協議会のメンバーは、障害者当事者団体や福祉サービス事業者、保険・医療関係者、学校や企業、障害者等及び、その家族などで構成され、相談支援事業をはじめとするシステムづくりや、困難事例への対応、地域の関係機関によるネットワーク構築の場として市町村が設置している。
Q5の答えと解説
Q5.「レスパイトサービスは、障害者・児を一時的に施設に入所させ、家族の休息を援助するためのものである。」【予想】
レスパイトサービスには、ショートステイ型のサービスだけでなく、ほかに在宅派遣のサービスもある。
さらにここをチェック!
レスパイトサービスとは、障害者・児を持つ親・家族を一時的に、一定の期間、障害者・児の介護から解放することによって、日頃の心身の疲れを回復し、「ほっと一息つけるようにする援助」のことである。
レスパイトサービスには、ホームヘルパーなどによる在宅派遣型のサービスと障害者・児を一時的に預かるショートステイ型のサービスがある。
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◎試験によく出る箇所だけを厳選して掲載
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◎過去7年の本試験から良問・頻出問題を厳選して掲載
◎選択肢ごとに「簡潔でわかりやすい」と好評の解説つき
◎本番前の腕試しに使える第30回本試験問題と模擬試験を各1回分収録
「介護福祉士試験合格への道」のまとめはこちら
●第1回「人間の尊厳と自立」
●第2回「人間関係とコミュニケーション」
●第3回「社会の理解」
●第4回・前編「介護の基本・前編」
●第4回・後編「介護の基本・後編」
●第5回「介護の基本・後編」
●第6回・前編「生活支援術・前編」
●第6回・後編「生活支援術・後編」
●第7回「介護過程」
●第8回「発達と老化の理解」
●第9回「認知症の理解」
●第10回「障害の理解(今はココ!)」