介護福祉士国家試験を控えた受験生のみなさん、お待たせいたしました!
「一問一答で合格力アップ!介護福祉士試験合格への道〜翔泳社コラボ企画〜」第2弾です!
今回は、試験範囲の第1領域「人間と社会」の第2章「人間関係とコミュニケーション」から予想問題や過去問題を紹介します。
問題だけではなく、解答と解説つき(※)なのでしっかりと学べます!
週2回のペースで更新していきますので、スキマ時間を使って勉強してださいね♪
●「介護福祉士試験合格への道」のまとめはこちらから!
※紹介する問題・解説は、すべて翔泳社刊『介護福祉士 完全合格書き込み式ワークノート』の内容に基づいています。
目次
まずは以下の○×問題をやってみよう!
解答と解説をチェック!
さぁ、ここからは問題の解答と解説をチェック!解答が合っていても油断せず関連の情報やポイントを再度確認しておきましょう。
Q1の答えと解説
Q1.「共感的態度は、利用者と同じ経験をしないとできない。」【予想問題】
利用者と同じ経験をしていなくても、あたかもその人になったかのようなつもりになって、相手の状況や心情を理解しようとする態度が共感的態度である
さらにここをチェック!
介護の専門家として他者と接するときに求められることは、共感的態度や相手をあるがまま受け入れられる、つまり、受容する姿勢を大切にしながら向き合っていくことである。
Q2の答えと解説
Q2.「介護福祉職が利用者の感情に関心を持つことが、ラポール形成の初期段階では不可欠である。」【過去問題:第27回】
さらにここをチェック!
・介護福祉士と利用者の間でも、信頼できる温かい関係(ラポール)を築くことが求められる。
・ラポールを形成するには相手の感情や考えに関心(興味)を持つことが大切である。
Q3の答えと解説
Q3.「自己開示は、ジョハリの窓の「開放された部分」を狭くするために行う。」【過去問題:第29回】
ジョハリの窓の「開放された部分」とは、自分自身に関する情報のなかで、自分も相手も理解している情報のこと。「開放された部分」を広くしていくことが自己開示の目的である。
さらにここをチェック!
ジョハリの窓とは、4つの窓からなる、自己開示に関する概念である。
1.開放領域
自分自身に関して、自分も他者も知っている部分
2.盲点領域
自分自身は気づいていないが、他者は気づいている部分
3.隠蔽領域
自分自身の秘密にしておきたい部分
4.未知領域
自分自身も気づいていないし、他者にも知られていない部分
自己開示が大きい場合は開放領域が大きくなり(下図参照)、自己開示が小さい場合は隠蔽領域や未知領域の部分が大きくなる。
Q4の答えと解説
Q4.「入所後間もない高齢者に対するかかわり方として、肩に手を回すなど身体への接触を中心に行った。」【過去問題:第24回】
身体への接触を好まない人もいるので注意が必要である。
食事・入浴・排泄の介助などでは、相手の身体に触れることもあり、利用者の不安を軽減していくためにも、コミュニケーションをとりながら、お互いの理解を深めていくことが大切である。
Q5の答えと解説
Q5.「対面法で座る場合、視線を向けることのできる花瓶などを机の上に置くとよい。」【過去問題:第25回】
話し手ができるだけリラックスできる環境づくりとしてひとつの有効な方法である。
さらにここをチェック!
会話がしやすい。協力的関係。面接などでよく用いられる。
緊張が生じる場合がある。競争や対決のときに現れる。テーブルに花瓶などを置き、緊張を和らげる配慮も必要。
協力しやすい。親しい関係の者同士でみられる。
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「介護福祉士試験合格への道」のまとめはこちら
●第1回「人間の尊厳と自立」
●第2回「人間関係とコミュニケーション(今はココ!)」
●第3回「社会の理解」
●第4回・前編「介護の基本・前編」
●第4回・後編「介護の基本・後編」
●第5回「介護の基本・後編」
●第6回・前編「生活支援術・前編」
●第6回・後編「生活支援術・後編」