介護の職種

知らなきゃ損!介護職の面接の流れがわかる4つのステップ

書類選考を通過して、いざ面接へ。多くの人が緊張する場面が、面接ではないでしょうか。
緊張したとしても、しっかりと準備をすれば熱意は伝わるものです。逆に、緊張しない人でも準備を怠っていたら企業や施設に見抜かれます。
面接は自分の経験や適性、熱意を直接アピールできる貴重な場です。念入りに準備をし、最高の自分をアピールしましょう!
面接を成功させるために重要な、面接の流れとポイントをご紹介します。

面接の流れ
①入室
②書類の提出
③質問に答える、質問する
④退室

①入室


さきにあなただけが面接の部屋に通された場合は、面接担当者が来るまで椅子に座って待ちます。面接担当者が部屋に到着したら立ち上がり「よろしくお願い致します」と言って、軽くお辞儀をしましょう。着席するときは、面接担当者と同時か相手が座ってから着席して下さい。
面接担当者が待っている部屋に案内された場合は、入室時にドアを軽くノックし、「どうぞ」と言われてから入りましょう。静かにドアを閉めて、面接担当者を見て一礼し「よろしくお願い致します」と言います。面接担当者から促されてから、着席するようにしましょう。

②書類の提出

面接担当者に履歴書等の書類の提出をお願いされたら封筒やファイルから取り出し、相手から見て正面になるように広げて、両手で渡します。イメージは、賞状を渡すときのシーンです。「よろしくお願い致します。」の一言を忘れないようにしましょう。

③質問に答える、質問する

面接担当者から自己PRや志望動機などの質問をされます。履歴書や職務経歴書に書いたことと相違がないように話しましょう。ここでは、介護職の面接でよくある質問に対しての答え方をみていきましょう。

自己紹介・自己PRについて

自己紹介で経歴を話すときは、長くなりすぎないように端的にまとめて話すと好印象です。

志望動機について

企業や施設は、この質問から「入社意欲の高さ」「これまでの経験が入社後に活かせるかどうか」を見ています。「なぜここで働きたいのか」という熱意をしっかりとアピールしましょう。

退職理由について

退職・転職理由は、企業や施設が最も気にする部分です。
後ろ向きばかりの退職理由を伝えてしまうと、「不満があったらすぐ辞めてしまう人」という印象を与えてしまいかねません。退職のきっかけがネガティブな理由だった場合は、愚痴っぽくならないように気を付けながら事実伝えましょう。そのうえで「今後は御社でスキルアップしながら長く勤めていきたい」等、前向きな言葉で締めると良いでしょう。

長所・短所について

長所・短所を話すときは、長くなりすぎない程度に具体的なエピソードを交えて話すと良いでしょう。
短所を話すときは、「この短所を改善するために○○をしている」という点も含めて話すと好印象です。
例えば、次のような回答です。
「短所は、仕事が多くなると急いで焦ってしまい普段しないようなミスをすることです。この短所を改善するために、慌てて仕事をしなくても済むよう、普段から前もってできる仕事はすぐやることを心掛けたスケジュール管理をしています」

利用者に関しての質問

「もし利用者から嫌な目にあわされたらどうするか?」「アクシデントにはどう対応するか?」などの質問を受けた場合は、利用者や他者に責任を求めるような回答は避け、自責の考えを伝えると好印象でしょう。
例えば、次のような回答です。
「なぜそういう態度(事態)になってしまったのか、自分自身の仕事に問題はなかったかをよく考え、少しずつでも相手と良い関係を築けるように改善していきたいと思います」

仕事に関しての質問

「仕事において気をつけたいことは何ですか?」などの質問に対しては、自分一人で完結するようなことではなく、他者に関わることを伝えると良いでしょう。
例えば、次のような回答です。
「利用者さまやご家族に喜んでいただけるようなケアをするために、普段からコミュニケーションをしっかり取り、ニーズの把握に努めたいと考えております」

質問を求められた場合

多くの面接では、さいごに「何か質問はありませんか?」と聞かれます。全く質問しないと、意欲や志望度が低いと受け取られる可能性もあるため、最低一つは質問できるようにしておきましょう。
質問内容は、お給料や休暇等の待遇面ではなく、業務内容に関する質問にすると印象が良くなります。

※その他のよくある質問

Q.仕事上での失敗例&成功例
A.大失敗は避け、失敗後にフォローできたエピソードを選ぶのが望ましいでしょう。

Q.仕事上でギャップを感じたこと(理想と現実のギャップ)
A.理想と現実のギャップを感じたときに、そのギャップを埋める努力ができたエピソードを選ぶと良いでしょう。例えば、次のような回答です。「態度の良い利用者さまばかりではなく、難しい性格の方もいます。はじめのうちはその方にどう対応して良いかわからなく悩んだ時期もありました。しかし、不安にさせないためには利用者さまとしっかり向きあっていくしかないのだということを学んでからは、理想と現実のギャップは少なくなったような気がしております。」

Q.ストレス発散法
A.趣味など、上手にストレス発散している事を話してください。

Q.年下の方の指示に従えるか
A.実年齢が年下であっても上司や先輩になる場合があります。「従います」と答えるときに、躊躇したり表情が曇ったりしないようにお気をつけください。

面接で質問に答えるときのポイント

気を付けてほしいポイントは、「マイナスになるような発言はしない」ことです。
具体的には、

  • ・体力がないのではないか
  • ・協調性がないのではないか
  • ・やる気が無いのではないか

 
などの印象を与えないように注意して、笑顔で面接を乗り切りましょう。

④退室


面接が終わったら立ち上がり「本日はありがとうございました。」と言い、お辞儀します。ドアまで行ったら、また軽く一礼して退室しましょう。ドアを閉めるときは静かに閉めます。
部屋を退室してからも、面接担当者が見送ってくれるケースもあります。その際は、再度振り返り「ありがとうございました。よろしくお願い致します。」とお辞儀をして帰宅してください。

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面接の流れはつかめましたでしょうか。
しっかりと面接の準備をし、希望の職場の内定をもらいましょう!

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