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介護職辞めますか? 夜勤辞めますか?
介護現場に夜勤はつきもの。重々承知の上でこの仕事に就いた方が多いでしょう。
ですが、緊張状態での長時間拘束、昼夜逆転生活は心身を蝕んで当然です。
「介護の仕事は好きだけど、夜勤が辛いから退職したい。」
「介護の仕事に興味があるけど、夜勤必須がネックで踏み出せない…」
今回は、そんなあなたに4つの職場をご紹介。介護職をあきらめる前に、ぜひ候補として考えてみて下さい。
夜勤なしが叶う介護の職場4選
デイサービス
デイサービスとは
「通所介護」と言われるサービスで、要支援または要介護1~5の認定を受けた在宅高齢者が対象。
食事、入浴、機能訓練、レクリエーションなどのサービスを提供し、体調管理や日常生活の支援を行います。
一部、介護保険適用外の宿泊サービスを提供する事業所があり、そちらでは夜勤が発生する可能性も。
デイサービスで働くには
無資格OKの施設もありますが、介護職員初任者研修(ヘルパー2級)以上の資格保有者が歓迎されます。
無資格で入職し、働きながら資格を取得することも可能で、資格取得の費用を全額もしくは一部負担してくれる施設も。
向いている人
デイサービスではレクが中心。明るく元気で、人前で話すのも苦にならない。場を盛り上げたい!という方に向いています。
給与の目安
地域や事業所によって、月給15万円~月給26万円とバラつきがあります。
ボリュームゾーンとしては、月給18万円前後のようです。
(弊社「介護のお仕事」求人情報調べ/介護職・ヘルパー職の正社員の場合)
デイケア
デイケアとは
「通所リハビリテーション」と言われるサービスで、リハビリが中心。
要支援・要介護の認定を受けている方を対象に、デイサービスと同じく日帰りでサービスを提供します。
できるだけ自力で日常生活を送れるよう、身体能力を維持・回復させるため、利用者は理学療法士などのリハビリを受けます。
食事・入浴・レクを提供する施設も増えており、実態はデイサービスとほぼ変わらない事業所も。
デイケアで働くには
介護職員初任者研修(ヘルパー2級)以上の資格を求められる場合が多いです。
事業所によっては、無資格で入職し、働きながら資格取得を目指すことも可能。
向いている人
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのリハビリを間近で見ることができます。
他職種と連携して知識の幅を広げたい方は、やりがいを感じられるはずです。
給与の目安
地域や事業所によって、月給15万円~月給26万円とバラつきがあります。
ボリュームゾーンとしては、月給18万円前後のようです。
(弊社「介護のお仕事」求人情報調べ/介護職・ヘルパーの正社員の場合)
訪問介護
訪問介護とは
利用者が自宅でできる限り日常生活を自力で送れるように、必要なサポートを行います。
訪問介護員(ホームヘルパー)は、利用者の居宅を訪問して、主に2つのサービスを提供します。
(1)生活援助:調理・洗濯・掃除・日用品の買出しなど
(2)身体介護:食事介助・入浴介助、排せつ介助、車椅子への移乗など
中には24時間対応をしている事業所もあるので、事前に確認を。
訪問介護で働くには
介護職員初任者研修(ヘルパー2級)以上の資格がなければ、働けません。
向いている人
利用者一人ひとりにじっくり向き合って介護を提供したい方に向いています。
利用者の体の状態や性格によって、臨機応変に対応できる柔軟さも大切。
給与の目安
地域や事業所によってまちまちですが、月給18~21万円が多くなっています。
(弊社「介護のお仕事」求人情報調べ/介護職・ヘルパーの正社員の場合)
放課後等デイサービス
放課後等デイサービスとは
主に小学生から高校生までの障害を持つ子どもが、学校帰りや土日祝日、長期休暇に利用する通所訓練施設。
主な仕事内容は、療育、児童の送迎、請求事務、相談支援、支援計画作成、その他管理業務など。
資格・経験を活かして指導員に転職する介護職の方も増えてきており、今注目の職場です。
放課後等デイサービスで働くには
弊社の「介護のお仕事」で指導員の求人情報を確認すると、応募資格として下記のいずれかを指定している事業所が多いです。
(1)普通運転免許(2)介護職員初任者研修(ヘルパー2級)(3)介護福祉士、社会福祉士、保育士、看護師のいずれか
向いている人
子どもが好きな方。利用者の多くはコミュニケーションが苦手な子どもたちです。
その一人ひとりと真摯に向き合い、ベストな対応を模索することに、やりがいを感じられる方。
給与の目安
首都圏で月給20万円が一つの目安です。
(弊社「介護のお仕事」求人情報調べ/介護職・ヘルパー・指導員の正社員の場合)
なお、児童発達支援管理責任者の求人では、月給22~24万円程度とやや高水準になります。
≫児童発達支援管理責任者の詳細はこちら
まとめ
夜勤がない仕事は、夜勤手当がない分、どうしても給与が低めになる傾向はあります。それでも、規則正しい生活ができる、家族との時間を確保できる等のメリットは見逃せません。今回ご紹介した職場も、選択肢に入れてみて下さいね。