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認知症の方向けレクリエーションを特別公開!明日の介護で使えるレク満載の「介護レク広場.book Vol.2」が好評発売中!

「認知症の方とのレクリエーション、なかなかうまくいかない……」
そんな風に、悩んだことはありませんか?

2018年7月に発行された「介護レク広場.book」では、認知症の方へのレクリエーション特集をされています。
この記事では、認知症の方とのレクで悩んでいる介護職員に向けて、「介護レク広場.book」の掲載内容を抜粋して紹介します。

「介護レク広場.book」とは

「介護レク広場.book」とは、高齢者を対象とした介護レクリエーションの専門マガジンです。
レクリエーション介護士の資格を手がけるBCC株式会社より2018年5月に創刊されました。
70を超える全国の介護施設・事業所の協力を得て、現場で使えることを目的に制作され、奇数月に発刊されています。

今回、「介護レク広場.book Vol.2」の発売を記念して、誌面で紹介されている認知症の方に向けたレクリエーションのポイントや明日から使えるレクリエーションの一部を紹介します!

認知症の方へのレクで困った!Q&A形式で先生がアドバイス

レクリエーションをするとき、認知症の方の反応や言動に困ってしまうこともありますよね。そんな介護職員に向けて、認知症の方の対応で困ったときに使える、先生からのアドバイスを紹介します。

Q.認知症の方にはどんなレクができますか?

A.参加者の症状や状態がわからないときは、歌体操をオススメします。「あんたがたどこさ」の歌に合わせて「さ」のときに右手を上げる。次は左手。徐々にレベルを上げるなど、参加者の状態に合わせてレクを進められるようにします。(小山久子先生)

Q.レクへのお誘いの声かけはどのようにしたらいい?

A.レクの内容を細かく説明すると、興味がない場合は断られてしまうことがあります。「2時から楽しいことをするので、来てくださいね!」など、期待を持ってもらえるようなお誘いをしてみるのもいいですね。(濱田雅樹先生)

認知症の方との集団レクでおさえておきたい5つのポイント

認知症の方との集団レクは、うまくいかないこともあると思います。認知症の方との集団レクを成立させる5つのポイントを紹介します。

ポイント①能力の差が出ないレクネタ

たとえば、「じゃんけん」や「すごろく」はそのときの運によって勝敗が決まります。このような能力の差が出にくいレクリエーションを実施しましょう。

ポイント②ルールが単純明快

たとえば、「玉入れ」は玉が多く入ったほうが勝ちなど、だれもが知っているルールですよね。このようなわかりやすいレクはみんなが楽しめるため、単純明快なルールのレクを行うように意識しましょう。

ポイント③ひとつのプログラムは長くて10分

集中力を持続させるためにも、同じことは10分以内にとどめます。ゲームであれば対戦相手を変えたり、体操であれば曲を変えたりして、工夫しましょう。

ポイント④安心して参加できる雰囲気

「できなくても大丈夫」「わらないことは一緒に考えましょう」といった声かけをすることで、その場の雰囲気が変わり、安心して参加することができます。

ポイント⑤古きよき時代を思いだせるつなぎトーク

”皆さんのことを教えてください”といった気持ちで「昔は〇〇だったらしいですね」と声かけすることで、参加者の心をつかむきっかけになります。

認知症の方も楽しめるレクリエーションを紹介!

誌面では、レクのポイントだけではなくすぐに使えるレクも多数紹介されています。
今回、誌面で紹介されているレクのひとつである「牛乳パックジェンガ」を特別に公開!認知症の方も楽しめて手軽に用意できるオススメのレクリエーション。ぜひ明日の介護の現場で活用してみて下さい!

男性も熱中!牛乳パックジェンガ

牛乳パックジェンガは、ひとつのことを成し遂げる集中力を養い、達成感を感じてもらえるレクリエーションです。個人戦と団体戦を楽しむことができます。

準備するもの

下記のものを用意してください。

ジェンガの下準備

ジェンガをはじめる前に下記の準備をします。準備の段階から、参加者に協力してもらいましょう。

1.あらかじめ洗って乾かした牛乳パックの注ぎ口と底の部分を切り取ります。

2.好きな色の画用紙や千代紙を選んで、牛乳パックの表面に貼ります。

3.牛乳パックを平たくつぶし、約2㎝の幅で切ります。

※1本の牛乳パックから9コのピースが作れます。

個人戦

1人ずつ順番に四角い輪の牛乳パックを積み上げていき、倒してしまった人が負けるゲームです。

団体戦

いくつかのチームをつくり、チームでどのくらい高くつ積みあげられるかを競うゲームです。

認知症の方へのレクポイント

認知症の症状は人によって違います。集団レクを楽しめる方もいればわが道を行ってしまう方もいるでしょう。レクは必ずしも同じ内容で楽しまなければいけないものではないため、わが道を行きたい方には1人で集中してジェンガを、集団で楽しめる方にはチーム戦など、それぞれの症状に合わせて環境を整えることが大切です。

まだまだあります!介護に役立つ情報が充実の「介護レク広場.book Vol.2」

「介護レク広場.book Vol.2」では、ここで紹介した「牛乳パックジェンガ」のほかにも、介護の現場で実践できるレクリエーションがたくさん掲載されています。誌面で紹介されている体操などのレクは動画で見ることも可能なので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

ここでは紹介できなかった認知症の方へのレクのポイントや明日の介護に役立つ情報が盛りだくさんの「介護レク広場.book Vol.2」。
全国の書店などで好評発売中ですので、ぜひ手にとって見てください!
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写真提供

BCC株式会社スマイル・プラスカンパニー(2018)「介護レク広場.book Vol.2」中央法規出版.

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