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7つの簡単な行動で、「一緒に働きやすい」人になれる!

「新しい会社に入社したのですが、どうやって職場に馴染んでいけばよいのでしょうか?」四月が終わり、ゴールデンウィークも明けて……。春から新しい環境に身を置いた人は、どっと疲れが出ている頃ではないでしょうか。
誰もが持っているだろうこの悩み、私も先日質問をいただきました。馴染めていない職場に行くのは、気が重いですよね。
五月病の季節柄、いい機会なので、「職場に馴染むポイント」について説明させていただきます。
ぜひ参考にしてみてください。

7つのワザをマスターして「職場の仲間」になろう

1.自分から進んであいさつを行う

特に、朝のあいさつは必須です。
大きな声で「おはようございます」と言うと、それだけで自分の場を少し形成できます。「○○さん、おはようございます」と相手を名指しするとより効果的です。
介護施設や福祉施設では、ご利用者様1人1人にあいさつをする人をよく見かけます。しかし同じ職員に対し、丁寧なあいさつをする人はあまり見たことがありません。
職場の空気を変えたい、早く職場に馴染みたい……そういった方はぜひ実行してみて欲しいと思います。
中には、こちらのあいさつに返事をしない人がいます。しかし間違っても、「何で返事をしないの!!」と相手に言ってはなりません。
自分がやることに集中して、相手の反応は気にしないでください。
ここでの目的は、あいさつをやり続けることで自分が早く職場に溶け込むこと。この主題だけを追いかけましょう。

2.小さな仕事を進んでやる

バイタルチェックや掃除、洗濯ものをたたむなどの小さな仕事を率先してやりましょう。
手順がわからない仕事などは、必ず職場のリーダー、若しくは管理者に確認を取ってください。聞く人は必ず上司にしましょう。
役職が上の人に教えてもらうことで、違うやり方を教えられて後から不利益をこうむる……ということを防げます。
また、正しい介助の仕方なども、ネットを使って自分で学ぶようにしましょう。
介助のやり方や介護保険の範囲はどんどん変化しているからです。

3.他人の仕事を手伝う

他の介護職員が困っていたら、 自ら進んで「私がやりましょうか?」と一声かけてみてください。
そうすると自然と頼まれごとが多くなり、少しずつ職場に溶け込んでいきます。
人によってはあなたの申し出を「いいよ」だけで断ってしまうこともあるでしょう。しかしムッとしても、その態度を相手に返してはいけません。
自分が逆の立場になった時、気をつければよいのです。

4.必ず確認(宣言)を行う

これはとても重要です。
自分が「次にこの仕事をやる」と行動する時、必ず周囲に確認(宣言)を行ってください。
そうすることによって「あの人はバイタルを計っている」とか「今はトイレ介助をしている」とか、あなたが何をやっているのかを周りに伝えることが出来ます。よって、「何してるの?」「仕事してる?」などと注意されることが少なくなります。
報連相(報告・連絡・相談)が出来ているかは、職場の空気に大きく関わります。

5.仕事を一生懸命にやる

これは当たり前ですが……任された以上の仕事をやるようになると、他の人はあなたに興味を持ちます。
そうしてあなたが周りと会話する機会が増えるほど、いつの間にか職場に馴染んでいくことでしょう。

6.すべて「ありがとうございます」の感謝の波動で返す

これは、自分を守るための方法です。
教えを受けた時ばかりでなく、注意や叱られた時には特に気を付けてほしいことです。
私たちは注意を受けたり叱られた時、「ごめんなさい」と言いたくなってしまいます。しかし、「ごめんなさい」はマイナスなのです。
「ごめんなさい」は謝罪やお詫びの言葉。それを言うことで相手はますます怒りやすくなります。また必要以上に罪悪感を持ってしまい、自分は職場で迷惑をかける価値のない人間だ、と感じてしまうのです。
一方で「ありがとうございます」で返すと相手がそれ以上注意しにくくなり、その時間も短くなります。

ぜひ、感謝の波動で自分を守っていきましょう。

7.相槌をうつ

相槌を上手にうてる人は、相手から見てとても話しやすい人に感じさせてくれます。話をしっかり聞いてくれるように感じさせるからです。
相槌が出来ない人は、相手の話を聞こう・理解しようと必死になっているのではありませんか?
そのため、相手が会話をしている時に決まって無言になる。そうすると相手からは、決して話を聞いているようには見えないのです。
上手い相槌は、相手の話をきちんと聞かなければうてません。話を聞いていないと、タイミングをあわせられないからです。
意識して「はいっ、はいっ」と相槌を入れるようにしてみましょう。

自分ひとりで悩まずに

以上、職場に溶けこむための7ポイントを挙げさせていただきました。
新しい職場は、いろいろと気苦労も多いことでしょう。この投稿をご覧になって、少しでもお役に立てることがありましたら嬉しいです。
同じような問題で困っている方々は、数多くいらっしゃると思います。それを解決するためのセミナーも開催させていただいておりますので、機会がありましたらご活用くださいませ。

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