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介護レクが苦手?それなら「自分自身が楽しいレク」をしましょう!

はじめまして。介護系資格取得講座などの事業をしております、合同会社縁 ~ENISHI~ 代表社員の川口明と申します。

私は仕事柄、様々な介護事業所の経営者や職員の方々とお話をさせて頂く機会があります。
皆さんから相談を受けたり、悩みを耳にしたりすることがよくありますが、その中でも特にデイサービスやデイケアといった通所施設においてはレクリエーションの悩みが深刻ではないでしょうか?

レクリエーションの「ネタ」が、職員の悩みの「タネ」に

通所介護事業所においては、来所時にご利用者の方々に楽しく有意義な時間を過ごしていただこうと、様々な取り組みがなされていますが、働く職員としては日々のレクリエーションの「ネタ」というのが頭痛の「タネ」というわけです。

「毎日のレクリエーションがマンネリ化していて何をしていいのかわからない」
「レクリエーションの担当になるのが苦痛でたまらない」
このような声は、本当によく耳にします。

一般的に介護施設におけるレクリエーションとしては、「ゲーム」「ソング」「ダンス」「クラフト(創作活動)」という四つの活動を指すことが多いのですが、ここに大きな落とし穴があるのです。

そのレク、ワクワクしますか?

レクリエーションの語源は、英語のre-creation(再創造)から作られた言葉です。狭い意味では「余暇」「気晴らし」「娯楽」「レジャー」という意味ですが、広い意味では「生活の快」という言葉で言い表すことがあります。

つまり生きている中で「楽しい」「面白い」「快い」「ワクワクする」と思えること全てを指すのです。

私がレクリエーションの研修を行うにあたって、事業所でレクリエーションを実施している職員の方に、私は必ず一つの質問を行います。

「レクリエーションをしていて楽しいですか?」という質問です。

この問いに対して、「YES」であればいいのですが、圧倒的に「NO」とかえって来ることが多いのです。

しかし、ちょっと考えてみてください。レクリエーションの司会進行をしている職員さん自身が楽しんでいないのに、参加している利用者の方が楽しい時間を過ごすことができるでしょうか?

つまり、レクリエーションについて蓄えた知識や培った技術、重ねてきた経験以上に、「自分自身が楽しむ」ことが重要なのです。

自分自身が楽しいからこそ、その楽しさをご利用者の方々に提供できる。そう思いませんか?

自分自身のアセスメントを

「自分自身にとってのレクリエーションとは何ですか?」
つまり、生活をしている中で、楽しい・面白い・やりたい・心地いい・好きと思えることがいくつありますか?ということなのですが、この問いかけに、いくつの答えを見出すことができますか?

ご利用者の方のアセスメントはもちろん必要ですが、自分自身のアセスメントをまず行ってみませんか?

 
そんな自分にとってのレクリエーションをたくさん見出し、それを実施していくことが「苦手」から一歩前進するための大きな力になると思います。
そして、ご利用者の方やほかの職員と、たくさんの「楽しみ」の共通点を見出すことが、「マンネリ」から脱却する第一歩だと思います。

事例をひとつ紹介します。
私自身は根っからのアウトドア人間なので良くキャンプに行きます。そして、キャンプの醍醐味の一つには「たき火」があります。そこで、このたき火の楽しさを活かして、デイサービスのアクティビティーのひとつとして七輪パーティーをしてみました。畑で採ってきたばかりの野菜を目の前で焼いて一緒に食べるのです。

するとどうでしょう。火をいじるというのは何歳になってもワクワクするものですから、本当に皆さんいい笑顔をされるのです。
普段より食が進む方もたくさんいらっしゃったくらいで、私も楽しく、且つ利用者さんも楽しくレクに取り組むことができました。

楽しめるスキルを

レクリエーションが上達するためには何が必要なのかということをよく尋ねられます。

知識、技術、経験。もちろんいずれも必要でしょう。しかし、それは必ずしも最重要の項目というわけではありません。

それは「まずは自分自身が楽しむこと」。

利用者さんといっしょに楽しみながら、レクリエーションをしていきたいですね。

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