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なぜ同僚の悪口よりも「同僚を理解すること」が優れたストレス発散方法になるのか

はじめまして、北海道のとある田舎にある老人保健施設で介護福祉士として働いているみつるんと申します。

介護の仕事には必ずストレスというものが付いて回ると思いますが、そのストレスをどのように解消されていますか?仕事終わりの一杯や、ショッピング、気の合う仲間たちとのカラオケなどでしょうか?

休日にストレス発散して「さあ、仕事をするぞ!」と英気を養っても、いざ出勤するとなると、すぐにまたストレスが溜まってしまうなんてこともありますよね。

仕事のストレスは、どのように解決したらいいのでしょうか。 

「ストレス」の正体を知る

そもそもストレスはなんなのかというと、【ストレッサーによって引き起こされた身体症状(腹痛、頭痛、不眠等)や、飲酒や喫煙の増加等の行動変化】のことをまとめて「ストレス」と呼ばれています。そして、「ストレッサー」とは「個人の負担となる外部からの刺激や要請】のことです。

なので、みなさんが日ごろ使っているストレスという言葉は、実は「ストレッサー」の方に該当しているかもしれません。

あなたはどちらのストレス発散?

前述したように、ストレスの発散方法はカラオケに行ったり、美味しいものを食べるなど、人によってさまざまな方法があると思います。

このストレス発散の行為のことを「コーピング(対処)」と言い、主に次の2つ種類に分類されます。

一つ目は「問題焦点型」。ストレスの根本となる問題点を解決し、ストレスを出来るだけ除去しようというコーピングです。二つ目は「情動焦点型」です。苛立ちや落ち込み等の感情的な問題を自分の好きなことで発散、忘れようとするコーピングです。

悪口はなんの得にもならない

多くの人のストレス発散方法は、後者の「情動焦点型」だと思います。仕事のストレスの根本は、ショッピングやカラオケにはありませんもんね。

そして、このような「情動焦点型」のストレス発散では根本的なストレスの解決にはつながりません。なぜなら感情的なものを“一時的に忘れようとするだけ”だからです。ストレスとなる根本的な問題を解決には「問題焦点型」の対処が必要です。

みなさんの職場でも見られる光景かもしれない「同僚の悪口」は、“一時的に”ストレスを発散できる「情動焦点型」のストレス発散方法ですよね。

もちろん悪口だけでは事態は何も解決しないので、問題解決に向けた行動をする必要があります。原因が対人間なのであれば、お互いのことを考えた話し合いをしていきましょう。ちょっといやだなと思うかもしれませんが、話し合いをしてみると、お互いに誤解が生じていただけかもしれません。

「まず相手を知ること」が、日ごろの悩みの種となっているストレスを解消できる一番の方法になったりすることもあるんですね。

良い介護にはチームワークが不可欠です。良い介護をするために一人一人の利用者さんを知ることはもちろんですが、職場の一人一人の同僚を知ることも大切なことだなぁと思います。

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