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介護業界はハキダメではない。まっすぐに介護に励む人こそ、評価される業界にしないといけない

はじめまして、西と申します。46歳です。千葉県松戸市で小さなデイサービスを運営しています。やっと1年になりました。主任介護支援専門員ですが、現在ケアマネジャーはお休みしています。

介護業界で真面目に頑張っている人

さて、介護は離職率が高いというのが常套句ですが、今の時代は他のお仕事も同じなんですよね。介護業界は何も特別じゃありませんから。テレビのニュースで事件が出ますと「こんなことはごく一部。ほとんどの人は真面目にがんばっていますから」と。

それはほんとうにそうなんでしょうか。真面目であるのはふつうの話。ですが、そのふつうも怪しい人が多い、なんて言ったりしたら叱られますかね。その辺りの正しい割合は計れませんが、やっとこの10年で介護の問題が注目されるようになり目立ってきただけのことで、事件扱いされないものを含めて相当あるんじゃないでしょうか。尊厳を守るということ、どのようにお考えでしょうか。

施設も在宅も、ふしぎなところです

ぼくはヘルパーの資格を取得してすぐに特別養護老人ホームに就職し、腰を痛めて退職するまで6年半勤めました。いろいろありましたが、いい仲間に恵まれ、楽しみ苦しみ励まされ、いい職場でした。でもさすがに「特別」が付くぐらいですから、不思議なところでもありました。

腰を痛めてやむなく退職するとき、運よくケアマネジャーの資格試験に合格しました。おかげで介護の世界に残ることができまして、そこからは施設ではなく外に飛び出し、在宅支援に転身しました。

「困難事例」というレッテルは誰が貼った?

在宅の介護もこれまた不思議な世界でほんとうに驚きました。どちらもそうですが、ご本人の人格・尊厳・想いなどあまり尊重されないんですね。そして、サービスを行う側の人格・尊厳・想いも然りです。ケアプランも家族のものだったり、ケアマネジャーの事務的な書類っていうところでしょうか。すごいものです。

ぼくはいわゆる困難事例扱いされる方の引き継ぎケースを交代してほしいとのご依頼が多かったのですが、そのほとんどは実は困難じゃないんです。問題点は初めからはっきりしていますので、そこをなんとかしてしまえばいいんですもの。わかりやすい。解決できたとすると・・・。アセスメント不足と職務怠慢、それから技量不足といったところでしょうか。

なんとかしなかったから困難扱いされたんです。困難事例っていうこのレッテル、誰が貼っているのかな。

介護業界に増えた○○な人

わたしの大学受験の際の小論文の問題が「やがて訪れるこの国の高福祉・高負担について述べよ」でした。もう30年近く前のことです。こうなるのはとっくにわかっているままこの超高齢社会です。この30年、わたしたちはどんな準備をしてきたのでしょう。

この業界、現場に居りますとなんと下品な人が増えたことか。もちろん素敵な人もわたしの周りに大勢居ますが(そういう人をここで紹介したい!)、なんと下品な人が増えたことか。

施設の中も在宅のことも同じです。職責・責務って、現場の皆さんどう考えていらっしゃいますか。ご縁や人情、事の核心など、そういうものがわからない資質の持ち主がこの業界に増えすぎです。資質は持って生まれたものです。研修にいくら行ってもそのスキルは社会のために活かせないでしょう。辛口ですみませんが、そうなんだからしょうがない。そういう方をよく見かけますから。これは社会的に大きな問題です。

組織では媚びへつらってズルズルと生き延びたり、場合によっては出世しちゃったり、姑息な手段で人を貶めたり、陰口だけは一丁前だったり。露骨にお金儲けばかりして、介護のことなんか語れやしない。介護業界はハキダメではないよ。もう一度言いましょうか、「ハキダメではないよ」。

下品な人や会社が多いので報酬なんて上がらないですよ、このままでは。いや、それも困ります。

素敵な人が評価される業界にしたい

だからこそ、この際、そういう話を「見える化」しちゃおうと思うんです。業界の皆さんにとって聞きたくない話もあるかと思いますが、一般の皆さんに見せちゃいます。徹底的に話しちゃいます。

また、先ほど書いたとおり、すてきな方の紹介もここでしていければと思います。そういう方が評価される業界にしましょう。

わたしが先頭を切りますので、どうぞご一緒に考えながら現場でご活躍ください。現場のどこかで、読んでいただいたあなたにお会いできるといいな。連絡をください。初回はここまで。これからぜひ宜しくお願いいたします。

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